独り言

レオパレスに半年一人暮らしをして、怖くなって最終的には家出をした話

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年をとると、昔のことをよく思い出すものです。

昨日だったか、レオパレスのニュースを見て、私も半年間レオパレスに住んでいたときの記憶が蘇ってきたので、思い出しながら書いてみます。

札幌市内のレオパレスに半年住んだ

10年以上前のことですが、仕事で、札幌に新規事業があり、まとまった人数(50人ぐらいだったかな)で、半年の長期出張に出ることになりました。

私は行くつもりは無かったのだけど、当時の上司が熱心に誘ってくれたので、褒められて良い気分になり、単純なので行くことにしました。

それまで実家に住んでいた私は、期間限定とは言え、初めての一人暮らしということもあり、ちょっと楽しみでもありました。

その時に、会社が借りてくれたのがレオパレス。

家賃は会社持ちで、人数も多かったので、まぁ、安いレオパレスという選択になりますよね。

人数が多いので、1つの建物や同じ地域とは限らず、札幌駅近郊のレオパレスに、みんながバラバラに住むことになりました。

札幌ってレオパレスがたくさんあって(他の地域のことはよく知らないけど)、地下鉄東西線沿線組と南北線沿線組に分かれる感じでした。

私が住んでいたのは地下鉄東西線の「南郷7丁目」という駅から歩いて10分ぐらいのところ。

冬だったらと考えると駅からの遠さにゾッとしますが、春~秋ぐらいの半年だったので、なんとかなりました。

今よくあるレオパレスのようなシマシマ模様の建物ではなくて、外観は上のサムネイルに載せたような、ちょっと洋館みたいで可愛い感じでした。外観だけは。

南郷7丁目駅付近だけでもいくつかレオパレスの建物があって、会社の友人何人かが急にご近所さんになるという不思議な状況でした。

家具付きとは言うものの、部屋によって設備はバラバラ

さて、「家具付き」という話で行ってみたものの、それぞれに割り当てられたお部屋の情報を持ち寄ると、お部屋によって差があることが判明しました。

大人数で行ったからならでは、ですね。

  • ベッドは基本、すのこ板で出来たような、女性でも運べる程度の簡素な物。
  • テレビは床にぽつんと置いてあった
  • ベッドがない部屋もあった
  • ベッドが2つある部屋もあった
  • 2段ベッドの部屋もあった
  • 全身鏡がある部屋もあった
  • キッチンマットがある部屋もあった
  • 角部屋で窓が2つあったけど、カーテンは片側にしか無かった

ベッドは本当に、寝返りを打つたびにギイギイ言うような安物で、慣れるまで眠れなかったなぁ…。

ベッドが無い部屋の子は、何故か2つある部屋の子から貸してもらうという羽目にw

また、前の住人が置いていったらしき家具がそのまま置いてある子もちらほら。

退去時に清掃とか、家具の整理があまりされていなかったんだなぁという印象。

私に割り当てられた部屋は、間取りは1Kと記されているものの、玄関に靴箱とトイレがあって、ドアがあって、キッチンと部屋の間にドアは無いという、実質ワンルーム。

部屋に着いてまず最初にしたことは、キッチン部分の床の水拭きでした。

潔癖とかではなく、とにかく床がベタベタして気持ち悪くて!!

それ以外の、トイレとかお風呂は普通に、パッと見た感じは汚くは無かったですけど…。

なんせ会社が選んで、勝手に割り当てられた部屋なので、自分たちに選択権が無かったのです。

私の部屋は角部屋だし、20平米と広めだったのと、トイレとお風呂が別々だったのが嬉しかったかな。最初はね。

狭い部屋は14平米ぐらいで、友人の部屋を見せてもらったのだけど、ロフトの階段とベッドを置いたら、他にテーブルなんか置けないような狭さでした。(ロフト付きの部屋が多かった)

仕方なく、その子はロフトにベッドを置いて寝ていました。

ただ、私の部屋は角部屋で窓が2つあったんですが、小さい方の窓にはカーテンもカーテンレールも無かったので、部屋の中が丸見え。

初日はハンガーに洋服をかけてなんとか窓を塞いで、あとは自分で買った布を貼っていました。

あと、ガスコンロではなく、古い電熱コンロが一口しか無かったのも不便でした。
電熱ですよ、でかい蚊取り線香みたいなやつ…。

それでも、自分で炊飯器やキッチン用品を買って、最初のうちは慣れない自炊を少しは楽しんだりしていました。

隣の部屋の音が聴こえるって本当?

レオパレス定番のコピペなどで話題になる、「音」の問題。

その当時はそんなことは知らずに住んでいたので、後年その話を知って「わかる~~~~!!!」って思ったものです。
と言っても、さすがにコピペは誇張されているとこもあるけどねw

私の部屋は2階の角部屋で、上のフロアはありません。

なのに、めちゃくちゃ足音が聞こえました。

下の部屋か、隣の部屋かわからないけど、とにかくドスドス音がした。

鉄筋のマンションでも下の階の音が響くことはある、と今ならわかりますが、音の大きさが比べ物にならないからね。

あと、同じフロアの人が帰ってきたのが、階段を上がって来る音と鍵を開ける音が部屋の中にいてもわかった。

私の部屋は一番奥だし、階段からはちょっと離れていたのですけどね。

NHKとか新聞の勧誘と思われる訪問者のピンポン音は、だんだん自分の部屋に近づいてくるのがわかった。

あと、ある日、同じフロアの廊下で、しばらくドアをガチャガチャガチャガチャやっている音が聞こえていたこともあって、怖かった…。

私は平日休みだったので昼間に部屋にいて、空き巣かピッキングか何だかわからないけど、自分で廊下に出て見に行く勇気も無いし、ほんとに警察に電話するか迷いました…。

オートロックでも無いし、誰でも入ってこられるような造りなので。

こうして、じわじわと、あの部屋に住むことに疲弊する出来事が増えていくのでありました。

トイレの音

東京から友達が遊びに来た時に、住んでいたレオパレスの部屋まで迎えに来てくれたことがありました。

一緒に出かけるので、出発前に私が部屋でトイレに入ったのですが、部屋の外(ドアの前)で待っていた友達に、開口一番「すごいトイレの音聴こえるね!!」と、びっくりしながら言われたのがショックでした。

具体的に、トイレの何の音が聴こえたのかは、怖くて聞けませんでしたが…。

当たり前ですが、自分がトイレに入っているときの音なんて確認しようが無いし、思いもよらなかったので。

他の部屋の音が聴こえるということは、自分の部屋の音も聞かれているということなんですよね。

それ以来、テレビの音とか音楽の音にも神経を使うようになりました…。

深夜に「わっっ!!」って言われた件

これよくわかんないと思うんですけどw

本当に怖かったのーーー!!!

深夜1時ぐらいに、どう考えも部屋の中で「わっ!!!」て声が聞こえたんですよーーー!!!

壁に穴でも空いているのかと思い、自分で買ったカラーボックスをどかしたり、テレビの裏などを調べてみるも見つからず。

手のひらに伝わるのは、頼りなく薄い壁の感触と、隣人の温もり。
いやごめんなさい、温もりは嘘ですけど。

私の部屋にはロフトがあったので、ロフトに誰かいるんじゃないか!?!?!?と思い、怖くて泣きながら向かいの部屋に住んでいた同僚に電話をしたのですが、「大丈夫、誰もいないっすよ、明日早番なんでもう寝てます」と冷たくあしらわれて相手にしてもらえず(;_;)

(この子も女性ですが、あまり気にせずレオパレスで暮らせる豪胆なタイプの女性もいます。)

一人で勇気を出して、冷や汗をかきながらロフトの階段を登ってみたけど、誰もいなかった…と思う…。

荷物が入っていたダンボールを箱の形状のまま置いてあったので、その中に隠れている可能性もあるよな…と思って、せめてロフトの梯子は外して床に置いてみたりした。

(ジャンプして降りて来られる方が怖いと思うけど、そんな冷静さは無かった)

この日は本当に、ほとんど眠れず過ごした気がします。

仕事も忙しくなってきて、朝から終電まで働いて、部屋に帰れば、こんな怪奇現象。

ほとほと疲弊していました。

玄関のドアスコープがただの筒だった

ある日、誰もいないはずの玄関でカラーン、と音が。

これはどう考えても自分の部屋の中の音だったので、部屋と玄関の間のドアを開けてみると、靴を置いてある玄関エリアに、何かの部品が落ちている。

それが、玄関ドアスコープの部品だったんです。その穴にスポッとハマったので。

その部品、本当にただの筒で、ドアスコープって普通はガラスとか嵌め込んであって、部屋の中から訪問者の顔は見えるけど、外からは明かりぐらいしか見えない物ですよね。

でも筒だから!中からも外からものぞき放題!!

念の為、ドアの外に落ちた部品もあるのでは?と思って開けて探したりしてみましたが、何も無いし、そもそも部屋の内側に落ちたということは、誰かが外から何かしようとして力を加えたのではないか??

大体、こんな筒なら、ここから何か紐とか器具とか入れて、いくらでも玄関の鍵が開けられるよね!!!

私の部屋は貴重なものはパソコンぐらいしか無かったけど、何も盗まれなかったとしても、当時はうら若い女性だったので、一人暮らしの部屋に入られるのは、それだけでも嫌…ていうか、誰でも嫌ですよね!!

今までこの、のぞき放題、鍵開け放題の部屋に私は住んでいることに気付かず、着替えて、眠っていたのか…と思うと、もう、この頃はほとんどおかしくなりかけていました。

その穴を塞ぐために、100円ショップで小さな鏡を買って、外に向けてガムテでくっつけて、

「お前が部屋を覗いているとき、部屋もまたお前を覗いているのだ」

という状況を作り出しました。

一週間家出をした

一人暮らしで家出とは…???って感じですが、とにかく、もうこの部屋に住んでいられない!!!という精神状態になってしまったので、家出しました。

幸い、札幌には安いビジネスホテルが多いので、チサンホテル(今はネストホテルと言うらしい)を3日ほど予約し、着替えを持って部屋を出ました。

もし、私の部屋に誰かが入ったら痕跡が残るように、玄関と部屋の間にあるドアの前に、蓋を開けたコショウの瓶を設置して、ドアを開けたらコショウが床にこぼれるよう細工をしました。

ホテルにはフロントがあるし、部屋の鍵もかけられるし、ドアスコープもちゃんとあるし、安ホテルとは言え、レオパレスのあの部屋に比べたらなんと快適なのだろうか…としみじみ思ってしまい、延泊してそのまま一週間ぐらい宿泊してました。

とは言え、その時点で東京に帰るまでの残りの期間はまだ一ヶ月以上あったし、ずっとホテルに泊まっているお金もないので、仕方なくレオパレスに帰ることに…。

帰ってドアを開けた時、コショウの瓶がことんと音を立てて倒れて、床に散らばったコショウを見て、心底安心したのでしたww

実は帰った時には、出掛けに自分でそんな罠を設置して行ったことを忘れていたのです。

なんともその光景が馬鹿らしく、何をやっているんだ私は…もう早く東京に帰りたいよ…と、泣きながら床にこぼれたコショウを拭いたものです。

東京に帰ることになった時には送別会をしてもらったのですが、半年間、苦労を共にした札幌のみんなと別れるのが寂しい気持ちと、やっとレオパレスから脱出できるという喜びが綯い交ぜになり、わんわん泣きましたw

帰京後、またしても札幌に行くことに

ところが、東京から帰ってしばらく経ってから、またしても札幌に事業移管で半年ほど行くことに!

しかも、今度は秋~春の雪の期間です。

絶対に嫌だ!!と言いましたが、「今回はちゃんとした部屋用意するから頼むぅ~」と言われて、渋々行くことに…。

でも、その時は東京から行った人数が少なかったこともあり、本当にちゃんとした部屋を用意してくれました。

レオパレスではなく「グッドライフ」というあまり聴き馴染みのない会社ですが、本当にグッドなライフを過ごせました。

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なんと言っても地下鉄の駅から徒歩1分のマンションだったので、雪に慣れない私でも無事過ごせましたし、壁も厚くて静かだし、暖房もちゃんと効いたので部屋では半袖で過ごせるし、オートロック付き。

玄関前の雪かきは、管理人さんがやってくれていました。

このまま会社がお金を出してくれるなら、ずっと住みたいぐらい快適でした。

札幌自体は、本当に食べ物も美味しくて良い街ですからね~!!

今、料金を見てみると私が住んでいたレオパレスは、当時とは料金が変わっているかもしれませんが、管理費込みで月額3万円、グッドライフは月額12万6千円と4倍も違うので、当然と言えば当然ではあります。

レオパレスの暮らしは、その後の一人暮らしの部屋選びに影響を与えた

この経験は、私がのちに東京で一人暮らしをする時の部屋選びに、大きく影響を与えることになります。

木造ダメ!
アパートダメ!
2階ダメ!
安い部屋ダメ、絶対!!!

という感じです。

お陰で、当時の自分のお給料に対して少し無理をしてでも、分譲タイプの鉄骨鉄筋のマンションで、5階以上、オートロック付き、昼間管理人常駐、などなど贅沢な条件を満たすマンションに暮らしていました。

家賃に見合った程度に快適でしたが、それでもね、やっぱり集合住宅である限りは、まったく他所の部屋の音がしないというのは、無理なんですよね。
もちろん、レオパレスよりは100倍マシでしたけど。

その後にもう少し高いマンションに住んだりもしましたが、良くなるのはカードキーが無いとエレベーターが開かないとか、宅配ボックスがあるとか、そういう設備面であって、部屋の中の造りというのは、一定レベルを超えると同じなのかなと思います。

もっと桁違いな高級マンションとか、タワマンとかなら違うんでしょうけどね!
庶民がちょっと無理をして手が届く範囲で、という話です。

とにかく、本当にもうレオパレスには、人生観が変わるほど懲り懲りいたしました…。

私が暮らしたのは、レオパレスの中でも古くて安い方だったのだとは思いますが、ニュースの件もあるし、今は鉄筋だから大丈夫、とは思えないですよね…。

コショウの罠を設置とか、今考えればほんとに馬鹿みたいで笑えるけれど、当時の私は至って真剣だったんですよ。

どうか、レオパレスを借りることをお考えの方は、その辺りをしっかり検討していただければと思います。

少なくとも、初めての一人暮らしには、私はオススメしません。

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