いま、大根を下茹でしていて暇なので、その間になんとなく書く。
いつから私は料理をするようになったのだろう…と考えていて、そういえば休職した頃からだったなぁ、と思い出したので。
休職中は、もちろん休むことが最優先
以前、うつ病のようなものになって、半年ほど休職したことがある。
もちろん、体と脳を休めることが最優先なのだけど、何もする気がしない癖に、何もしていない時間が怖い、と思っていた。
世の中の人はみんな働いているというのに、お医者さんのお墨付きを貰っているとは言え、自分だけが家でだらだらして何も生産していない、ゴミ屑のような存在だ…と思って余計にクヨクヨしたりで、休んでいるハズなのに、脳がまったく休まらない。
要するに、暇なのである。
何もしていないから、頭だけは動いていて、ついつい考え事をしてしまう。
私は落ち込んだり悩んだりする時は、とことん下まで一回落ちるのが良いと思っているのだけど、一番下まで辿り着くまではしんどいし、そういう状態で考え事をしても良いことなんか1つも思いつかないのである。
わかっちゃいるけど、やめられない…
ので、何か別の方法で時間を潰す方法として、その頃やり始めたのが料理なのである。
特に休職中じゃなくとも、休みの日にすることが無くて、私って趣味も無くてつまらない人間でクヨクヨして以下略…という方にもオススメよ。
出来もしない料理をやってみる
料理。
私の人生で、ほとほと縁が無かったものである…。
実家にいる時に手伝わされるのは苦痛だったし、一人暮らしをしてからは1年に1回ぐらい、それもカレーかシチューか、というレベルなので、全然出来ない。
味噌汁さえ、ロクに作ったことが無かった。
でも、料理って出来上がると「意味のある行為をした!!!」という満足感が得られるので、ぜひともおすすめしたい!
あと、献立を組み立てるのが楽しい時期もある。
今は毎日やっているので、何も思いつかなくてキィーッってなることもあるけど、組み合わせがばっちり決まったな!という日は、謎の達成感がある。
野菜や肉を切ることさえ最初はままならないのだけど、回数を重ねるごとに何となく出来るようになって、速さも増して行くので「上達した」という実感が目に見えやすいのも、料理の良いところ。
今でも、ブログに写真を載せられるような立派でお洒落な料理は出来ませんが、そんな高いところに目標を置いてはいけない。
なんとなく美味しく食べられる料理が出来たら、それで充分合格なのです。
あと、出来るだけまな板を洗う回数を少なくしたいとか、1つの鍋だけで作れるように入れる順番を考えたりとか、手抜きをしようと思うほど頭を使うので、なかなか楽しいのです。
スタートは煮物が楽!
初めのうちは、煮物がオススメです。
切って、調味料を入れて、材料が柔らかくなるまで煮てたら出来上がるから!
今もクックパッドにお世話になっているけど、量りやすい分量(全部大さじだけで量れる、とか)で書いてあって、つくレポが多いものを探して作ってみましょう。
今日、私が作ってたのは「大根とツナの煮物」。
カップと大さじだけで量れて、切るのは大根だけなので楽。
鶏大根も好きです。大根はほとんど放置できるので好き。
このレシピに「大根の下茹でに米を入れる」とか書いてあるけど、やってません。
めんどくさくて、無視できそうなところは無視しましょう。
別のレシピで、下茹での時にだしを入れると良いと書いてあったので、その方式でやっています。
LINKじゅわっと味しみ☆ツナ大根 by 。・うらら。・。 【クックパッド】
レシピを見ていると、往々にして初心者を悩ませる「少々」とか「だし」などのワードが出てきますが、適当で大丈夫です。
最初の頃は「だしって、こんぶとカツオどっちなの?!」「そもそも、だし汁って何なの!!」などと悩みましたが、別に料理人じゃないんだから、出来上がりが何となく食べられる味になればオッケー、というぐらいの気楽さで良いのです。
※正しく料理をしたい人が読んだら、あまりの雑さに気絶するかもしれないけど、そういう方とは土俵が違うので気にしません。
そもそも、めんどくさそうなレシピは最初から選んではいけない。
私も「30分つけ置き」とか「小麦粉を振る」とか書いてあったら、即閉じてますwww
タレ類を使いまくろう
CookDoとか、タレ類もめっちゃ使います。
簡単だし、絶対美味しくなるから。
CookDoを使って不味くなることは基本無いけど、野菜とか入れすぎると味が薄くなることはあるので注意。
私は麻婆茄子が大好きなので、よく作る。
いまでも茄子を上手く炒めることが出来ないけど、タレが美味しいので何とかなる。
にんじんとか、めんどくさいものは入れない。
野菜炒めがめっちゃ美味しくなる、この牛角のタレもおすすめ。万能!!
生姜焼きのタレもめっちゃ愛用してる。
というか、このシリーズは照り焼きとか回鍋肉とか、全部揃えてるw
自分で作れそうな気もするけど、炒めて混ぜたらすぐ完成するという、手軽さがたまらん…。
チューブのおろし生姜を2センチぐらい足すと、より美味しい。
音楽をかけながらやると、楽しさ倍増!
音楽が好きな人は、スマホとかで音楽をかけて聴きながらやるのが良いと思う!
今では音楽がなければ、料理が出来ないほど…。
私は料理を始めると同時に「家で音楽を聴く」という行為が復活したなぁ。
そんなことも出来ないぐらいのメンタル状態だったんだろうか…。
「上手くやろう」と思い過ぎずに、目標は低く
私は当時、もう結婚していた。
うちの夫は料理ができる。
料理ができる人(夫)に、料理が出来ない人(私)が作ったものを食べさせるのは、大変な緊張感が伴うものでございました。
なので、そういう場合は、まず作っている過程(手順)を見せないことが大事!!
切り方とか味付けとか、途中で口を出されたら面倒くさいし、やる気が萎える。
仕事でもないのに、ダメ出しされるのは御免である。
完成して不味かった時だけ、改善策を教えて欲しい(勝手だな)。
そんな感じでハードルを低く設定して、「自分が気持ちよく料理が出来ること」を目標に、ぜひ試してみて欲しい。
別に誰に見せなくても良い。インスタ映えしなくたって良い。食べられるお味になれば合格だ。
醤油と砂糖で煮込めば大体のものは美味しくなるし、どうしようもなく味付けに失敗しても、胡椒とマヨネーズをかければ、大概食べられるよ!
そういえば、料理を作るようになると「器」も気になってくる。
今まで興味がなかった「お店で食器を見る」という行為が楽しくなってくるから、そういう、目線の変化が自分に生まれたことも面白いなぁと思う。
ちなみに私はいま求職中なので、休職中よりよっぽど落ち込みやすい。
求職中の方にもオススメです。