失業保険(雇用保険)の給付を受けるにあたり、ハローワークが定めた「認定日」までに求職活動実績を2回作る必要があります。
自分でネットで仕事を探すだけではダメで、ハローワークが認めてくれる方法で実績を作らないといけないので、私はそれがよくわからず、今までの人生でずっと雇用保険の給付手続きをせずに転職活動をしていました。
今回、初めて雇用保険の手続きをしてみて、案外簡単だなぁと思った方法があったので、参考になればと思って書いておきます。
私が手続きをしているのは東京で、他の地域では出来ない可能性もあるので、東京都版と記しておきます。
ハローワークで開催する「職業訓練セミナー」を受講する
ハローワークで開催している職業訓練の学校についての説明会です。
1時間半ほどセミナーに参加するだけで、1回の求職活動実績になります。
多分、こういうチラシを貰ったりハローワークの壁にお知らせが貼ってあると思います。
月によって説明の科目が異なるようなので、もしかしたら複数回受講も出来るのかも。
その後、実際に学校に通わなくても大丈夫です。
職業相談の窓口で「訓練を受ける予定ですか?」と聞かれて「検討中です」と答えただけで、後は何も言われませんでした。
説明を聞いてみたのですが、残念ながら自分が希望する職種に役立てそうな感じがしなかったので…。
ハローワークで開催する「就職支援セミナー」に参加する
「東京リーガルマインド」という会社から講師の先生がハローワークに来て、就職活動にまつわるセミナーを行います。
会場は各地のハローワークの他、市民会館や月によっては東京リーガルマインドのLEC各校でも行われることがあります。
他の地域で行われているかわからなかったので、この記事のタイトルを「東京都版」としています。
コースは下記の5つ。
順番通りに受講しなくても大丈夫です。
セミナーは「コース4」以外は各2時間で、途中に10分休憩があります。
- 座学:就職活動準備と自己理解・職業理解編
- 座学:履歴書・職務経歴書の書き方編
- 座学:面接対策編
- 演習:書類選考対策セミナー(履歴書・職務経歴書持参の必要有り)1人あたり50分
- 演習:面接対策セミナー(グループセミナー、面接ロープレ)
原則として、各コース1回ずつしか受講できません。
参加するには事前申込が必要で、パンフレットに書いてある「東京リーガルマインド」の電話番号に直接申し込みます。
ハローワークでは申し込みはできませんが「就職支援セミナーのパンフレットください」と言えば各コースの開催日程と場所の一覧が書かれたパンフレットがもらえます。
こんな感じで、同じコースが日によって各地のハローワーク(または会場)で開催されています。
(クリックで拡大します)
コース4と5は演習形式なので、座っているだけとは行きませんが、面接や書類を個別に添削してもらえるようなので、実際の就職活動の役に立ちますね。
私は3つ受けましたが、前日に申し込んでも空きがある講座もあり、3日前ぐらいに定員いっぱいになっている講座もありました。
地域差もあると思いますので、認定日までに確実に受講したい場合は、早めに申込んだほうが良いです!
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職業相談窓口で「フリーワード検索」をしてもらう
経験上、これが一番、短時間で終わります。
ハローワークに行って、自分で求人情報を端末で検索しても求職活動実績にはなりません。
が、職業相談窓口で「フリーワード検索」で求人情報を探してもらうと、窓口を利用したことになり実績の1回になります。
求職者が自分で使える端末では、職種や地域を絞って検索をすることは出来ますが、フリーワードでのキーワード検索の機能が無いのです。
窓口の相談員さんが使っている端末にはその機能があります。
キーワードを伝えて求人情報を探してもらい、検索結果の中に興味のある求人情報があれば印刷して出してもらえます。
2、3件印刷をお願いして「家で見て検討します」と言えば、「紹介状が必要だったらまた来てね」と言われますので、ほんの5分程で1回の実績になります。
※話好きの相談員さんに当たると「この企業はうんたら~」と長々と説明してくれる場合もありますが、なるほどと聞いていれば良いです…。
「職業相談窓口」って、何を相談すれば良いのやら?と思って今まで利用せずにいたのですが、相談員の方にこの機能を教えてもらって「何回来ても良いよ」と言われました。
私のように「ネット関係だけど特別なスキルがあるわけでもなく、職種が判然としない」ような求人は端末では見つけづらいので、フリーワード機能を利用した方が探しやすいです。
ネット関連の求人は決まった職種でのカテゴリ分けがされていないようで、実際に出してもらった求人情報も登録されている職種やカテゴリがバラバラでした。
ただ、「事務」や「営業」などフリーワードで検索したら物凄い件数出てきてしまうような場合は、自分で端末で探してねと言われるかもしれませんので、希望する職種に近いキーワードを考えて行く必要はありますね。
また、フリーワード検索機能を実装することがそこまで難しいこととも思えないので、もしかしたら近いうちに求職者が使う端末にも機能が追加されるかもしれません。
この方法が使えるのは、今のうちだけかも。